2016年3月7日月曜日

工房の様子 新たな小刀

製作中の特注小型モダン・タイプ
弦長640mm
ライニングを接着したところ



響板を接着

作業中、注文していた小刀が届きました
写真上はH1Steel全鋼の小刀
下はSK3という炭素鋼が
鍛接されたもの 

さっそく柄を挿げる




下拵え終了

彫っていく


セッティング完了

瞬間接着剤であっという間に接着

握りやすい形状に削っていく

先端部はお互いに削り合う・・

刃先に傷が付きそうな際どいところは
替刃式のカッターナイフで・・
OLFAさんには申し訳ない・・

適度な長さにカットして

今回は、たまたま買っておいた
無臭の柿渋を塗ることに・・

1日ほど乾かせば出来上がり

中央も尚さんが鍛えてくれたもの
これもSK3鋼


2016年3月5日土曜日

小型モダン・タイプ ネックと側板を組み上げる

横板になるMaple材の厚み仕上げ

中仕工鉋として使った古い会津鉋
重上・寸六(鋼Haganeは玉鋼)
玉鋼はやはり切れが鋭い

表面の仕上げは初代・金井の寸八(昔の青紙鋼)
メープルの深い杢も楽々と仕上げてくれるので
安心して使うことが出来る

昼休みに一挙八枚研ぎ


仕上げた側板を曲げたところ


仮組み



そして接着


2016年3月4日金曜日

小型モダン・タイプのネック加工








久しぶりに電動工具の登場 

ネックが出来上がり
これで各部材が揃いました
これから横板の厚みを仕上げて曲げ
組み上げていきます

2016年3月3日木曜日

特注小型モダン・タイプのネック 接着作業完了

ネックを削っていく
荒削りは左久作さんの小刀を使う


この鑿Nomiは東京鑿鍛冶組合のマークが入った
弘正銘の薄ノミ

丸み付けの仕上げは

古い会津鉋
重春銘の小鉋

仕上がったらMapleメープルのベニヤを
ニカワで焼付け接着



ヘッドを接着





ヒール部分の加工



膠Nikawaで接着


ネックの接着作業、完了


2016年3月2日水曜日

特注小型モダン・タイプのヘッドを加工する

ヘッドはメープル材




これは刃幅1mmのノミ


これは買った時点で細い身がかなり歪んでいて
さらに焼戻しが足りなかったのか
刃先がポロポロこぼれ、とても使える状態ではなかった
仕方がないので、自分で一旦焼きなまし
歪みを矯正し、再度焼入れ・焼戻しを行ったもの

この作業には欠かせない鎌鑿Kamanomi