2015年8月9日日曜日

蟹 かに カニ そして戦後70年

今朝、犬の散歩をしていたら
アスファルトの上でカニが死んでいた
原因は分からない
そのままにしておくのは忍びないので
持ち帰ってじっくりと観察させてもらった
家にある雨ざらしになったカニの外骨格と
化石のカニとも比較もさせてもらった
ありがとう


よく見ると、寄り目でとぼけた顔をしている
なんか笑える・・







さて、世間では戦後70年ということで
6日の広島原爆被害の日
そして今日の長崎原爆被害の日に因んで
マスコミやインターネット上では
戦争はいけない、戦争はいけないと騒々しい
だが、ちょっと行き過ぎでは・・
こういった状況を見ていて
日本人は国防について理解している人が
ほとんどいないのか・・と寒々しくなった
「戦争はいけない」ということは誰もが分かっていること
だが、7月17日にもちょっと触れたが
軍備を拡張し、南シナ海に人工島を造り
滑走路まで備えている国がある
この国は沖縄の尖閣諸島を自国のものだと
言いがかりを付け船団を組んで脅しもかけている・・
こういった国に対し
もしもの場合に備えるのは国防上当然のことであるが
そのことを公然にすることを
今の日本はマスコミをはじめ
いけない事のようにする風潮がある

昭和56年(1981年)
小室直樹氏は「平和主義者が戦争を起こす」
というサブ・タイトルを付けた
「新戦争論」という本を出して警鐘を鳴らした
この本で警告されている日本の状況は
30年以上経った今でもほとんど変わっておらず
むしろ、さらに危機感は増している状況と言える

「戦前の軍国主義の裏返しとしての空想的平和主義」は
小室直樹氏が指摘している「平和主義者が戦争を起こす」
という警告に繋がります
第一次大戦後、ヨーロッパ各国は戦争に疲弊し
もう戦争はこりごり・・といった風潮になり平和主義が横行した
その隙を突いてヒトラーだけが軍拡を計り
ヴェルサイユ条約に違反するようなことばかりをやっていったが
フランス、イギリスなど平和主義にどっぷりと浸かっていた国は
議会でそのことを取り上げると自分の票落としに繋がるため
知らぬ存ぜぬを決め込んでいた
結果ドイツの増長を許してしまい、1936年
政変中を狙ってフランスに攻め込みます
あとはご存知のとおり
ドイツはフランスを征服し、その勢いで
ヨーロッパをほとんど席捲するまでになってしまったのです
そして第二次世界大戦になってしまった
このドイツを増長させた空想的平和主義と
ほとんど同じ状態に今の日本はある、と言えます
増長させている国は想像に難くありません・・

個人的、情緒的な判断は国防に持ち込んではなりません
御題目のように戦争はいけない、戦争はいけない
だけでは国を守ることなど出来ないのですね


2015年8月7日金曜日

異様な夕焼け そしてタモ材を使ったMaria Harp

ここ篠山は昨日の夕方、局地的に激しい雷雨がありましたが
今日も夕方から雲行きが怪しくなりました
雷雨はなかったものの
日が沈みかけた頃、異様な夕焼けになりました
以下、午後7時頃の写真






こちらは東の空ですが
こちらも怪しく雲が染まっていました



こちらは工房の様子ですが
マリアハープのブリッジ材として手に入れた


ブリッジを作ってみました


適度な堅さと粘りがあり
音の反応もブリッジ材として問題ありませんでした


加工後にやや狂いが出ましたが
それも難なく修正できました


完成(弦を張る前の状態)


左は以前紹介した美しい杢のタモ材
右はインド・ローレル材








さっそく試奏してもらいました


2015年8月5日水曜日

ミクロの風景とインドネシア産の石

近所のコンビニでゲット
こういうのは好きでアル









こちらは篠山のショッピングセンター内で
展示販売されていたもの
インドネシア産らしい
こういうのは ついつい買ってしまう・・


これは珪化木(木の化石)
黒いのは炭化の影響か
コクタンなどもともと黒い木なのかは不明
化石になっても木の質感が
そのまま残っているのが興味深い


これは純度と密度が高い石英質の石
玉髄に近いものと思われます
通常の石英に比べ、透明感と
ドッシリとした重量感があります


これも珪化木


部分的に小さな水晶の結晶ができている
こういった珪化木はあまり見たことがない


2015年8月4日火曜日

Garcia型特注ギターの製作に取りかかる 型作り





弦長は640mm








部材には初めて使う槐(延寿・エンジュ)材を使ってみました


この槐材は今回製作している
ブリッジとして使う予定のもの




程よい堅さと粘りがあり
ブリッジ材として向いている感じです


挽き跡にも堅さと粘り具合が見て取れます


小刀での加工は容易で
堅さを感じません


サクサクと心地よく削ることが出来ます


鉋加工も問題なし


刃先にも悪影響は及びません








型枠完成


2015年8月3日月曜日

奥殿産浅黄と山芍薬の実


さゞれ銘砥から奥殿Okudo産の浅黄を入手


硬口ながら滑らかな研ぎ感で
文句なしの最終仕上砥石です
筋はほとんど問題なし


研ぎ巾5mmほどの鉋刃ですが、よく反応してくれます
研いだ鉋は古い会津鉋重道寸六(身幅65mm)
鋼は和鋼(玉鋼)



こちらはこれまで時折紹介してきた山芍薬
実がついに開きました




以上は小さい方の実ですが


大きいほうは
まだこんな感じです・・