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2016年7月18日月曜日

オリーブ材の木目 そして本黒檀の加工

修復中の古いマンドラの縁飾りを作るため
Oliveオリーブ材を製材

検査官はこのオリーブ材が最もお気に入り
すぐにやって来た・・


体をゴロゴロ・・

床でも・・

挽き割った板をブックマッチにしてみると
おもしろい模様に・・

せっかくだからこのように接着
これは縁飾りには使わずに
記念に取っておこう・・


縁飾りを接着し、指板を接着したところ

次はブリッジを作っていく

材料はEbony本黒檀






後は明日行う

2015年10月22日木曜日

Red Mallee Burl材 そしてブリッジ

オーストラリアの知人から頂いたもの
オーストラリア産の Red Mallee Burl
という木で作られていて、とても美しい

かなりドッシリとした重さがある

初めて目にする木なので
どうしても削ってみたくなり
縁をちょっと試し削り・・
粘りのある材で、それほど硬さは感じないが
木目が交錯しているので
彫刻刀で削るのは手間がかかる
削った感じはオリーブ材に似ている

右の鉋台はオリーブ材で作ったもの(参照

ヤスリとサンドペーパーで仕上げた後
オイル・フィニッシュ



こちらはブリッジ
目止めをして完成
明日、膠(ニカワ)接着の予定




2012年8月27日月曜日

長台鉋を自作


鉋身が1枚余ったので(参照
長台鉋を自作することにした

台の長さは33.3cm
試みに硬くて粘りのある
オリーブ材を使ってみた
滑りもいいのではないか
と期待

鉋身幅は56mm
身の仕込み角度は八分勾配(約36個度)

実際に掘ってみると
オリーブ材には脆(もろ)さがあり
加工にやや苦労した
二枚刃にするが
特注で打ってもらっている
押え金が出来上がってくるまで
一枚刃で使っていく

スパニッシュ・セダーを削ってみた
台の滑りはいいように感じる

荒削り用の長台鉋が二丁になり
作業の幅が広がった

2023年8月29日火曜日

悟りの山オブジェ オリーブ材鉋台

10年前に自作した
オリーブ材の鉋台


これまで
ほとんど狂っていないのは
特殊もの

台の色はだいぶ濃くなっている

こちらは
古い会津刃物
特殊鉋の刃を改造して
作った特殊鉇yariganna

銘は重春

古い楽器の響板割れ修理で
活躍してくれている

こちらは仏像オブジェ
悟りの山



蟹も悟りを目差す


2016年1月18日月曜日

日原大工の棟梁が使っていた道具と再会

2年ほど前に
播州(兵庫県南部)・日原大工の棟梁が
使っていた藤四郎銘の組鑿Nomiと
國弘Kunihiro銘の鉋
そして左勝廣のコテ鑿を
研ぎ上げたことがありますが(参照

その道具たちに錆が付いたので
再度研いでほしい、という要望がありました




左勝廣の銘は
これまで判読できませんでしたが


銘を反転させてみると
上の文字は勝と読めるような・・
おそらくこれは左勝廣に間違いないでしょう
参照下さい


研ぎ直す前に試し削りを行ってもよい
ということなので
さっそく仕事で使ってみました
YouTubeに動画をUPしました

動画で使ったのはこの四本
左から刃幅五分(15mm)、八分(24mm)
六分(18mm)、一寸(30mm)
動画では五分~六分~八分~一寸
そして、その逆、という順番で使いました

削った材はオリーブ材
これはやや堅めで粘りの強い材です

刃の研ぎ角度は五分のものが約24度

動画撮影前の刃先の拡大画像(約150倍)

こちらは動画撮影後
以下、同じです


六分は

約27度




八分は約24度




一寸も

約23度



竹中大工道具館の新築工事にも携わられた
工藤工務店の工藤一男氏によると
低い刃角度の追入鑿は
深く差したり抵抗力を少なくして割るなどのために
刃角度を22度から24度位まで低くし
包丁のように、刃先だけ小刃Kobaを付けて
使っていたのだそうです
昔の大工さんの経験から得た知恵ですね
感心しました・・

普通のノミは27度から30度位で研いでいたそうです
上の刃先の拡大画像を見てみると
やはり刃角度が低いものは
刃先が細かく欠けています
オリーブ材の木口削りでやられたものと思われますが
刃角度が約27度のものは大丈夫なので
工藤氏がおっしゃっているように
刃角度が低いものは28度くらいで
小刃を付けた方が良さそうですね

動画撮影を終えた状態