2015年8月15日土曜日

金輪寺茶入のフタに文字を入れる

盆は金輪寺茶入作りに専念


フタを仕上げているところ




フタと本体が合体


フタの文字はカリン材の皮の部分で
やってみることにした




この字は般若心経から「羯諦 」の「羯」
草書の方が切り抜きやすいので草書体にした
茶杓には「諦」を入れる


ちょっと小さすぎるかな・・
ということで作りなおし・・


茶入全体のボリュームと比べると
やはりこれくらいは欲しいかな・・


カリン材の皮の部分は細い枝なので
平面を取るのは不可能
従って、象嵌(埋め込む)しても
平面にはならないので、接着することにした


こうして茶杓を乗せることが出来るので
良しとしますか・・


一応、完成
「歩」は画数が少ないのでこういう風にしてしまったが
これはちょっとマズイかな・・やり直すかも・・


やっぱり「歩」はやり直しました
文字は中央は般若心経の「羯諦」から「羯」
左上は禅語「清坐一味友」から「清」
右下は禅語「拈華微笑」から「拈」
左下は禅語「歩歩是道場」から「歩」
右上は南無から「南」の五文字


接着は木地仕上げをした後、行います

文字は袱紗などで拭いても引っ掛かったりしないように
面取りをし、皮が無くなった部分には着色した


「清」の字 二態
右は切り抜いた側の部分
これはこれで、おもしろい


その後、フタの内側を仕上げる
小刀削りの動画をYouTubeにUPしました


出来上がり
この後、サンドペーパーで仕上げます


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