2015年4月5日日曜日

茨城県産赤沢砥で会津鉋重利二寸を研ぎ上げる

前回紹介した茨城県産の赤沢仕上砥
座りが悪かったので
この硬口の大きめのものは木の座布団を・・




やや硬めのものは木の台に
シリコンコークで接着しました


この二丁の赤沢産仕上砥を使って
古い会津鉋、重利銘二寸鉋を研ぎ上げてみました


動画で最初に使ったのは
栃木県産深沢砥


やや柔らかめで強い研磨力があります


研ぎ傷が均一で丹波産青砥によく見られる
針気はほとんどありません
粒度は約#600


次に使ったのは浄教寺砥
粒度約#1000




これも粒度がよく揃っています


そして仕上砥ぎの最初は
やや硬めの赤沢砥
硬めながらまろやかな研ぎ感で
心地よく研ぐことができます


しかも鋼はほぼ鏡面に
地鉄(じがね)もかなり緻密に研ぎ上がります
これで約1分半研いだ状態です
これで充分仕事で使えますが


試し研ぎなので 
大判の硬口で最終仕上げを行いました


1分ほど研いだ状態
地・刃ともに一段と冴えました


刃先の拡大画像(約180倍)
玉鋼の特徴がよく表れた研ぎ上がりです

中砥ぎでもう少し細かい砥石までもっていくと
どういう結果になるのか
次回試してみたいと思います


参考までに、これは裏の拡大画像(約180倍)







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