2013年12月29日日曜日

Gelas風フラット・マンドリン完成

製作中のGelasジェラ風フラット・マンドリンが出来上がりました
これでしばらく様子を見てみようと思います




















森砥石さん新入荷情報

森砥石さんが、新たに入荷した仕上砥を
試し研ぎのため持って来られました
まず、京都梅ヶ畑産の巣板
やや柔らかめの石質


こちらの面は皮が付いていた方だということで
反対面には太い筋が入っているので
こちらを研ぎ面にしたそうです


両側の様子


やや柔らかめですが研ぎ面の弱さはなく
力強く研ぐことができ、強い研磨力があります
筋は当たりません


地鉄は微塵に曇り、鋼は光るほどに仕上がります
このままで充分仕事で使えます

どなたか、この画像をこのようにアレンジしてくれました
素晴しい


本来の研ぎ面は反対面よりもやや硬めですが
反応はほとんど同じです
上方を横切っている筋はほとんど当たりません


研ぎ上がりもほとんど同じです



こちらは京都亀岡・大内産、大判の戸前です


研ぎ面の様子


裏面の皮の様子


両側の様子


上の梅ヶ畑産巣板よりはやや硬めで
よく反応し、強い研磨力があります


丹波産仕上砥らしく、地鉄にはやや荒い傷が付きますが
鋼には及びません
鋼は上の梅ヶ畑産巣板と同様
光るほどに研ぎ上がります

鉋身は古い長光銘・寸八
鋼は炭素鋼系

以上、サイズ、価格など詳しいことは
森龍次商店までお問い合わせ下さい

2013年12月25日水曜日

若狭産中砥と仕上砥四種を使って勘兵衛寸二を研ぐ

前回紹介した若狭(福井県)中砥の
違う面を使うと荒めに研ぐことができるのを発見
ということで新たに動画を撮影しました
今回は仕上砥ぎに手持ちの4種類の
若狭産仕上砥を使ってみました

動画では研ぎ始める前に
使う二面の表面を電着ダイヤモンド砥石で磨りましたが
これは研ぐ条件を同じにするために行いました

まず前回使った若狭産中砥の
違う面で研ぎました


前回使った面よりは荒く、粒度は#600ほどでしょうか・・
ザクザクと研げ、強い研磨力がありますが
鋼の傷はそれほど深くはありません
天然砥石独特の傷の付き方です


次に90度左に回転させた面で研ぎましたが
この面は前回使った面と同じであります


上に比べると締まった石質で
粒度#800ほどの傷が付いています
研ぎ傷はさらに浅く、やや艶が出ています



仕上砥ぎの最初に使ったのは
柔らかめの若狭産仕上砥


良く反応し、砥泥もよく出ますが
邪魔になることはありません


若狭産仕上砥独特の研ぎ上がりで
ザクザクと反応していても
鋼は光るほどに砥ぎ上がっています


次は前回も使った、新たに掘られた戸前を使いました


カチッとした石質にもかかわらず
良く反応し、滑らかに砥ぐことができます
硬さの中に滑らかさが混在している
独特の研ぎ感で、このような反応は
他の産地ではあまり見られません


研ぎ上がりは地鉄は粗めですが
鋼はピカリと光るほどに研ぎ上がります
仕事で使う分にはこれで充分です 



次は以前から使っているもので
上の戸前よりはやや硬めの石質です


硬めながら、これも良く反応し
心地よく研ぐことが出来ます


研ぎ上がりは鋼がさらに鏡面になります


そして最終仕上げ用の若狭砥


かなり硬口ですが、カチカチと
弾き返されるような硬さはなく
グイグイと喰い付いてくるような研ぎ感です
従って、地鉄を引くこともありません


鋼は冴えた鏡面に研ぎ上がり
地鉄の肌がクッキリと現れます


違った角度で撮影


鋼が白く見える角度で撮影


刃先の拡大画像
緻密に研ぎ上がっています





大阪鉋の勘兵衛銘・寸二(身幅50mm)
時代は明治頃と思われ、鋼は玉鋼と思われます
焼きの入り具合は甘めで
楽器製作ではちょっと使い難い鉋です




若狭産中砥と仕上砥・戸前を使って勘兵衛寸二を研ぐ

22日に砥石採掘人のE氏が持って来てくれた(参照
福井県(若狭)産の砥石、中砥と仕上砥を使って
古い大阪鉋「勘兵衛」銘・寸二(身幅50mm)を研いでみました
YouTube動画参照下さい
これは砥石の座りを安定するため
底に木片を接着しているところ(接着剤はシリコンボンド)






余分を切り取った状態


これで出来上がり


ここからはYouTube動画の様子






最初に若狭中砥を使いましたが
よく締まった石質で、切れが止まった刃先を
研ぐには無理があったので


途中からこの備水砥(熊本県産)に換えました


粒度は#800ほど
良く反応し、強い研磨力があります



次に若狭産の中砥


粒度は#1200ほど



仕上砥ぎは先に紹介したZDP189全鋼鉋身研ぎに使った
今回新たに採掘された若狭産戸前