2013年4月6日土曜日

古い会津鉋 「重利」銘二寸鉋


古い会津鉋 「重利」銘の二寸鉋の身と裏金を手に入れました
身幅は約78mm


刃先角度を約27度に修正のため
刃先から1,5mmほどを研ぎ上げました
裏が透き直され、中央部が強烈に裏出しされているので
中央部の鋼がかなり薄くなっています


焼きはそれほど入っていない感じで
研ぎ上がりの刃先の状態もそのような印象を受けます


台に挿げていきます




身が収まりました


今回は刃口は包口にしました


身が短くなっているので
裏金もそれに合わせるためカットしました





これでバランスがよくなりました


出来上がり


メープルの薄板を削ってみました
二寸鉋で粘りの強い材を削るのは酷ですが・・
YouTube動画UPしました


逆目は止まっていますが
削り肌はやや荒れています
和鋼(玉鋼かどうかは不明)特有の仕上がりで
甘めの焼き入れなので刃に強靭さがなく
堅木を削るのは酷ですね・・
動画でもその感じが伝わってきます


刃先はそれほど摩耗はしていませんが
中央部にある深い錆のため削り肌に筋が残ります


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