2012年1月20日金曜日

伊予砥とエビ印セラミック砥石で永弘鉋を研ぐ


You TubeにUPした研ぎ動画
画像を紹介しておきます
研いでいる鉋身は古い新潟鉋
二代目・永弘寸八です

最初に使っているのは
荒目の伊予砥(中砥)
これは粗砥と言ってもいいくらいです






次に使っているのも伊予砥ですが
これは細目の粒度です
このように優れた伊予砥は今では
めったにお目にかかれません






そして中研ぎの最終段階として
エビ印セラミック砥石の#3000を使いました

粒度が#2000以上の人造砥石は
研ぎにくいものが多いのですが
これは商品の宣伝コピーで謳ってあるように
「天然砥石の研ぎ味」を味わうことができます
研ぎ上がりは粒度の細かい人造砥独特の
ギラギラとしたもので個人的には
好きではありませんが、研磨力が強い
という長所を優先したいと思います




仕上研ぎの最初は岐阜県産の合砥です
この砥石は普段は中継ぎとして使っていますが
細かめの粒度ですので

人造砥の#3000の後に使うと
これだけで充分仕上がっています




参考のため京都梅ヶ畑・中山産のカラスで
最後の鏡面仕上げをしました

カラスの出ている仕上砥はザラツキ気味で
あまり好きではありませんが
このカラスはほとんど悪影響はなく
ほど良い研磨力を及ぼしています

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