2016年9月23日金曜日

特注ギター2台 指板をニカワ接着

これから指板Shibanの接着
接着する指板を荒削りし、厚みを減らしているところ

本黒檀削りは、やはりハイス鉋がよい
これは粉末ハイス鋼の常三郎鉋、酒壺Miki銘
身幅55mm。刃角度は約28度
この鉋は刃角度をいろいろ試してみたが、
30度ほどにすると極端に切れ込みが悪くなる
28度くらいが最も削り易い
台の仕込みも通常の鉋と変わらない(八分勾配)

接着面を仕上げたところ
使った鉋はやはり粉末ハイス鋼の酒壺
身幅50mm。刃角度は約27度
やや刃角度が低いためか刃先の持ちはいま一つ・・

指板の接着面はこのように仕上げておくと
後々、何かと都合がよい

指板の側を削り、幅を決める

仕上げに使ったのはZDP189全鋼鉋
この鉋は切れは重いが驚くほど永切れしてくれる
刃先から3mmほどを刃角度約28度で研いでいる

膠Nikawa接着の前に温めておく
ネック側もドライヤーで温めている

接着完了
こちらは19世紀ギター
Kiyondタイプ 弦長640mm


弦長640mm


2016年9月22日木曜日

今日の作業 縁飾り削りとヒール・キャップの接着

これから縁飾りを削っていく

角利のハイス全鋼豆鉋
これは反り台だが、外に平台も使う
この豆カンナは重宝している

平台

ハイス鋼だから堅い本黒檀でも大丈夫

武田刃物の佑水さんに鍛えてもらった特殊小刀
鋼は青紙スーパー
形状が違うので他の小刀と比較するのは難しい
ところがあるが、切れの軽さはトップクラス
堅い本黒檀でもサクサクと削ってくれる


スクレーパーで仕上げ


これは刃幅3cmの彫刻刀から自作したもの



横板仕上がり

表側と裏側は指板を接着する際に仕上げる

その前にヒール・キャップを切り出し

接着




2016年9月21日水曜日

重輝 寸六 縁飾り接着 そして天寿国繍帳のスッポン

先日手に入れた古い会津鉋
渡辺重輝銘 寸六を研ぎ直して
鋸挽き台として使っている欅Keyaki材
荒削りしてみた

逆目はさすがに止まっていないが

堅いケヤキ材を荒削りしても
刃先はビクともしていない
研ぎ直す前に堅い本黒檀Ebonyを
削ってみたが、さすがに刃先が荒れてしまった
やはり本黒檀はハイス鉋に限る



今日の作業の一部
特注ギター2台の縁飾りを接着



さてこちらは
昭和3年(1928年)に発行された「推古より天平へ」
という本に掲載されていた写真
おやっ?と思ったので、ちょっと調べてみたら
日本最古とされる刺繍で、天寿国繍帳というものらしい

そこに描かれている鼈(スッポン)と思われる
亀形のものを見て、飛鳥にある斉明天皇によって
造られたとされる亀形の石造物と
正倉院に所蔵されている
青斑石鼈合子(せいはんせきのべつごうす)を連想した
どれもほぼ同じ時代である
この時代、スッポンは特別なものとして扱われていたのか・・




斉明天皇の時代の飛鳥の亀形の石造物

天寿国繍帳が織られた時代は
日本で始めての女帝とされる
推古天皇の時代と重なっていて
また、この飛鳥の石像物が造られた時代は
皇極天皇とこの女帝が重祚(ちょうそ)した
斉明天皇(皇極天皇と同一人物)と重なっている
このおよそ60年間の間は女性天皇の時代とも言える
この時代にスッポンが重要視されているのには
何か訳があるのだろうか・・興味が湧く



これは正倉院に所蔵されている青斑石鼈合子


これも天寿国繍帳と飛鳥の石像物の亀に
よく似ている・・

2016年9月20日火曜日

e田橋 crazys そして世界最古の釣り針

e田橋 crazys・・・漫才コンビかと思ったが

これがマンドリン・アンサンブルのユニット名
 というのに驚いた、が・・
今年7月に発売されたCDを聴かせてもらって
はたまた驚いた。めっちゃいいやんか! 

収録曲がすべてオリジナル曲というのも驚かされる

マンドリン・アンサンブルのこれまでのイメージを
払拭させられるのは必至と言ってしまうと言い過ぎか・・




そしてこれは今日のWebニュースから
沖縄のサキタリ洞遺跡で見つかった
世界最古の釣り針とされるもの
巻貝から作られているそうだが
耀貝の輝きが2万数千年経っていても
そのまま、というのに驚かされる



2016年9月19日月曜日

ギター製作状況

昨日の様子ですが・・
2台の特注ギター、縁飾りを入れる部分を
掻き取る作業

トリマーで荒取りし

ノミと


彫刻刀で大まかに仕上げ


ヤスリで最終仕上げ



これは上のコテ状のヤスリから自作したもの
苦肉のヤスリ・・